農業ビジネスを手掛ける株式会社ザファームが、グランピング施設「THE FARM」のフランチャイズ第1号を2021年前半にオープンすることを発表しました。
千葉県のマザー牧場に、グランピング施設が2021年前半にオープンする。農業ビジネスを手がけるザファームがマザー牧場とフランチャイズ契約を締結し、フランチャイズ第1号として開業するもの。動物たちを身近に感じられる牧場感と、手ぶらで豪華なキャンプを同時に楽しめる新しいグランピングの提供を目指す。
施設はマザー牧場を一望できる造り。夕食にはマザー牧場の食材を使ったBBQ、動物や花とふれ合う各種アクティビティを用意する予定だ。
ザファームは千葉県で農園リゾート「THE FARM(ザ ファーム)」を運営しており、コロナ禍でありながら土日の予約が3カ月先まで満室と好調。新たな施設の開業で、グランピングを楽しめる機会を増やす。
出典
2021年01月15日 トラベルボイス観光産業ニュース 千葉県・マザー牧場に宿泊できるグランピング施設、ザファームのフランチャイズ第1号、2021年前半に開業へ
グランピング施設とは、キャンプ用品や食材など、キャンプに必要なものや設備があらかじめ用意されたキャンプ施設のことで、初心者でも気軽に豪華なキャンプを楽しむことができると、ここ最近注目が集まっています。
ザファームが運営するグランピング施設は、コロナ禍においても、土日の予約が3カ月先まで満室の超人気宿泊施設となっています。
自然が豊富であることに加え、動物との距離感も近いマザー牧場への展開は、これまでとは異なる新しい価値を生み出すことが期待されます。
今後の動向に注目です。
また、今回の展開方式が「フランチャイズ」方式であることも見逃せません。
従来のフランチャイズといえば、他人資本を活用してスピーディーに店舗展開を進めることを主たる目的としていることが一般的でした。しかし、今回のフランチャイズは、展開スピードを目的とするものではないことは明らかです。
おそらく、ザファームが持つグランピング施設運営のノウハウと、マザー牧場が持つ観光資源を組み合わせることで、「従来にはない価値を創出すること」を目的としているのではないかと考えます。
同社の取り組みから、フランチャイズシステムの活用のあり方も、時代とともに変化していることがわかります。
従来の常識に捉われず、自社のビジョンを実現するために、時代にあわせてフランチャイズシステムを活用する動きが加速していきそうです。
なお、フランチャイズ本部つくりや成功のポイントについて詳しく知りたい方はこちらのコラムをご覧ください。