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セブンイレブンの次の一手として「ラストワンマイル」の取り組み

コンビニ最大手のセブンイレブンの新たな取り組みです。盤石である最大手企業においても「変化への対応」に手を抜かず、次の成長へ向けて施策を常に考え続ける強い姿勢が読み取れる記事となっています。

宅配、最短2時間から30分に
セブンが実店舗から出て消費者に最接近しようとしている。都内40店で2020年7月に始めたスピード宅配の実証実験は「圧倒的な商品数」とライバルが警戒する。
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「ネットコンビニ」と称するこの宅配サービスは、店舗の半径500メートル圏内の指定された場所に商品を届ける。開始当初は注文から最短2時間で配達していた。これを20年12月にシステム改修などで最短30分まで縮めた。セブンの実店舗にある商品の9割以上を注文でき、約2800種類を取り扱う。

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配送にも強み、管理下で
配送にもこだわる。単発で仕事を請け負うギグワーカーは利用しない。業務提携する物流大手セイノーホールディングスの傘下企業が配送を担う。地区ごとなど数店舗を拠点とする小型の配送車を置き、サービス対象エリア内だけを回る仕組みにした。ドライバーには長距離・長時間配送のような負荷がなく、運転手の7割は女性だ。消費者が安心してネット宅配を利用できるように、配送も企業の管理下で運営する。

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商品が自宅に届くネット通販の普及により、小売店で「最も身近」である立地の優位性にも逆風が吹く。セブンを小売りの王者にした24時間営業のビジネスモデルも転換期にある。

地方のシニア層にも届ける
ラストワンマイルにこだわる分野がもう一つある。高齢化が進む地方だ。永松文彦セブンーイレブン・ジャパン社長は「都市部とは全く違う感覚で進める」と語る。

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コンビニを巡る事業環境は様変わりした。ラストワンマイル戦略はセブンの次の成長ステージに向かうには欠かせない。

2021/1/3 日本経済新聞 電子版  特集記事 セブンイレブンここまでやる(1)

セブンイレブンは過去から「御用聞き」と称して配達の取り組みをしてきていました。専用バイクの準備、電話での注文受付、店舗スタッフによる配達からの人員確保、人件費、冷蔵・冷凍商品の配達、決済手段など、様々な課題があり、なかなか拡大できない事業でありました。

それでも配達事業は「仮説と検証」に時間をかけて取り組んできており、多くの検証結果やノウハウ、情報を蓄積してきているはずです。

最近では“コンビニの淹れたてコーヒー“が大ヒットしていますが、これも何十年も前から失敗を繰り返してきた商材・サービスです。カフェブームから気軽にコーヒーを飲む習慣が定着したことに加え、淹れたてコーヒーを100円で提供できるイノベーションが結びついたことが大ヒットの要因でした。

今回の「ラストワンマイル」事業も「淹れたてコーヒー」と同様に、日頃からの仮説・検証の取り組みと社会変化がマッチして、大きなビジネスへと結実しそうな予感です。スマホ活用による注文方法、物流や配達手段の見直し、生活環境の変化、時代の要請もあり、ビジネスの芽が育ち始めていると言えるでしょう。

この記事は、スマホを活用し、新しい物流システムを構築したラストワンマイル事業として、大手企業の時代を先取りした取り組み内容ではありますが、中小企業経営者や企業家として読み解くことは以下にあると思います。

  1. 地域商圏に目を向け消費者にいかに近づくかは、消費者の顔が見える地域の企業家こそが、役割を担うに相応しいということ。
  2. 地域マーケットで戦う場合、必ずしも全国規模の店舗数やスケールを求める必要はないということ。
  3. イノベーションは一夜にして生まれるものでは無く、日頃からの「変化対応」「仮説・検証」が、時間をかけて結果として実を結ぶということ。

大手から学ぶことは沢山あるのと同時に、中小の企業家にも取り組むべきことも沢山あります。フランチャイズの本来の由来は地域です。全国規模のチェーンを指すものではありません。皆様と一緒に、地域に根ざした新しいフランチャイズビジネスをもっと創造していきたいものです。

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