株式会社ワークマンの専務取締役である土屋哲雄氏の著書『ホワイトフランチャイズ――ワークマンのノルマ・残業なしでも年収1000万円以上稼がせる仕組み』が2021年12月1日に発売されることが発表されました。
株式会社KADOKAWA(代表取締役社長:夏野剛、本社:東京都千代田区)は、2021年12月1日(水)に株式会社ワークマン専務取締役・土屋哲雄氏による著書『ホワイトフランチャイズ――ワークマンのノルマ・残業なしでも年収1000万円以上稼がせる仕組み』を発売します。
本書は書名の通り、株式会社ワークマンが全国880店を超える加盟店に対して「負担をかけない程度の成長」を望み、同社と加盟店とで「ホワイト」な関係性を築こうとし続けている在り方について明かした、同社専務取締役の土屋哲雄氏本人による1冊です。土屋氏は本書にて「フランチャイズ加盟店に厳しいノルマを課して、できるだけ多くの収入をあげさせて、搾取するようなチェーン店も世の中にはあるようだ。『収奪型フランチャイズ』などと呼ばれるが、そういうあり方は私たちの考え方とは対極にある」(本書「まえがき」より引用)と語り、「業界で第一位になりたい、利益を2倍にしたい、などといったことは経営目標にはしていない。目指しているのは『100年の競争優位』を築いていくことだ。我々のような会社でこれをかなえるためには加盟店との関係がホワイトであることが大前提になる。収奪型と呼ばれるようなブラックな運営になっていたなら、加盟店の継承者が現れるはずはないからだ」(同)と、その考え方を明かします。
過去20年間で最大の落ち込みを記録したアパレル市場の中、「WORKMAN Plus」や「#ワークマン女子」など次から次へと新しい手を打って好調な業績を続ける株式会社ワークマンにおいて、その継続的な成長を可能にしているのは「加盟店とのホワイトな関係性」にありました。本書『ホワイトフランチャイズ――ワークマンのノルマ・残業なしでも年収1000万円以上稼がせる仕組み』では、実際の加盟店オーナーの方へのインタビューも盛り込んで、その内実を明らかにします。
出典
2021年10月29日 17時00分 プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES
コロナ禍でも「加盟店オーナーは閉店後5分で帰っても年収1,000万円以上」!ワークマンの無理なく続けられる働き方に迫った書籍『ホワイトフランチャイズ』12月1日(水)発売決定!
本書では、ワークマンが長年かけて築いてきた「加盟店とのホワイトな関係性」を実現するための仕組みについて触れられている様子であり、フランチャイズ関係者にとって必見の書籍となりそうです。
また、本書籍の発売は、ワークマンにとっても大きなメリットがあることでしょう。具体的なメリットとしては、以下の2点があげられます。
①加盟希望者の獲得
タイトルを見る限り、ワークマンと加盟希望者との良好な関係性について触れられるでしょう。フランチャイズ加盟検討者が読むことで、「ワークマンへ加盟したい!」と考えるきっかけとなることが期待できます。
ただし、ワークマンの場合、加盟希望者はすでに多く存在することでしょうから、ワークマンにとってみれば、この点はそれほど大きなメリットではないかもしれません。
➁加盟希望者との理念や方針の共有
ワークマンの経営者が執筆している書籍ですから、ワークマンに加盟を検討している人は、高い確率で本書籍を読むことが予想されます。
書籍であれば、経営者自らの言葉で十分な情報量を盛り込むことが可能ですし、読者がお金を払ってわざわざ買うものですから、情報と向き合う姿勢も加盟案内書などと比べれば、本気度が格段に高くなることでしょう。
ワークマンのフランチャイズ展開における考え方や仕組みを、本部と接触する前段階で加盟希望者にしっかりと学んでもらうことで、ワークマン本部と加盟希望者間で理念や方針の共有が進み、結果的に、ワークマンが求める加盟者像と実際に応募してくる加盟希望者との間のミスマッチの予防につながっていくことが期待されます。
このようにみてみると、フランチャイズ本部にとっての書籍出版は、活用いかんによっては非常に大きな効果をもたらす可能性を秘めているものといえます。
書籍を出版すること自体はそれほど難しいことではありません。
フランチャイズ本部としては、書籍出版を加盟希望者の開拓や理念・方針共有の手段として、戦略的に活用していくことも1つの手段といえるのではないでしょうか。
なお、フランチャイズ本部の立ち上げ方や成功のポイントについてついて詳しく知りたいかたはこちらのコラムをご覧ください。