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フランチャイズ本部が加盟店を集客する際の広告と戦略

フランチャイズ本部が加盟店を集客するためには、「広告」を活用するのが一般的です。

種類も多く、難易度が高いと思われることが多い広告ですが、考え方としてはとてもシンプルです。

フランチャイズ加盟店の集客(募集)の方法、そして種類についてお話していきます。

オンライン広告とオフライン広告

基本的には、広告は「オンライン広告(ウェブ広告)」と「オフライン広告」の2つがあります。

それぞれに利点と欠点があります。

オンライン広告(ウェブ広告)のメリットとデメリット

インターネット上に広告を出すことを「オンライン広告」といいます。

メリットは、少ない力で多くの人に情報を届けられることです。
また、フランチャイズに興味がある人へアプローチができます。

詳しくは後述しますが、実際にフランチャイズを検討しているオーナーに直接アプローチすることができます。

デメリットは、広告の種類によっては広告費が高くなってしまうことや、競合他者の広告も多く出ている可能性があることです。

また、インターネットを使用しない人に届けることができません。

オフライン広告のメリットとデメリット

オフライン広告というのは、チラシ配りやポスティング、電車やバスの中吊り広告や店舗で募集ポスターを掲載するなどの、オフラインで集客していくことです。

オフライン広告のメリットは、フランチャイズ加盟店を募集したい地域に限定して広告を出せることや、フランチャイズとして独立することを本格的に考えていなかった方にも幅広く情報を伝えられることです。

一方オフライン広告のデメリットは、指定した地域以外の周知が難しく、幅広い地域に広告を出したい場合には、広告費を増やす必要があります。

フランチャイズ本部が行なう集客について

簡単にオンライン広告とオフライン広告のメリットやデメリットを知っていただいた上で、次はフランチャイズ本部が加盟店を募集する際に活用できる広告・集客の戦略についてお話します。

まず、こちらが活用できる広告と方法です。

①リスティング広告(PPC広告)
②SEO対策(検索エンジン最適化)
③ポータルサイトへの掲載
④フランチャイズ関連のイベントや展示会
⑤店先広告

それぞれ1つずつ解説していきます。

リスティング広告(PPC広告)

リスティング広告というのは、ウェブで検索するユーザーに対して効果的な広告です。

例えば、すでにフランチャイズ加盟店への興味があり、さらに「リサイクルショップ」でフランチャイズを行なっていきたいと考えている人は、「フランチャイズ リサイクルショップ」などと検索をする傾向にあります。

リスティング広告の中に「PPC広告」という種類があり、これは「その広告が1クリックされたら課金される」という広告システムです。

イメージとしましては、検索しているユーザーに適した広告が表示される仕組みになっていますので、フランチャイズに興味があるオーナーに届きやすい広告といえます。

広告費は1日数百円から狙えるキーワードも存在しています。

SEO対策

SEO対策は「検索エンジン最適化」のことを指し、Googleなどで何らかのキーワードを検索した際に、検索結果の上位に表示されるように試行錯誤する対策のことです。

フランチャイズ本部が「リサイクルショップ」でのフランチャイズ加盟店を募集している場合、リサイクルショップの経営に興味がある人が抱えそうな問題や知りたい情報などを予め予測し、ブログ記事やコンテンツとして、その答えを用意しておくイメージです。

ネットで検索する人は、すべてがフランチャイズに興味があるというわけではありません。

「フランチャイズ」という発想がまだ出ていない人もいますし、とりあえず独立するならどんな感じで進めていくんだろうという疑問を抱えている人、どのくらい儲かるのか興味がある人など、本当に様々です。

例えばですが、「会社員 今後の不安」などは一見フランチャイズ加盟店の募集とは関係がないキーワードに思うかもしれませんが、検索ユーザーが抱えそうなリアルな悩みを書きつつ、その悩みの解決策の1つとして、フランチャイズでの独立というアプローチもできます。

ただし、SEO対策は広告ではないため、即効性はありません。

SEO対策をした記事がGoogleなどの検索エンジンで上位表示されるまでに、平均3ヶ月〜6ヶ月程度時間がかかります。

また、記事やコンテンツの質によっては上位表示できないことも多いので、難易度は少し高めです。

ポータルサイトへの掲載

「アントレ」や「マイナビ独立」などのポータルサイトに掲載する方法は最も一般的な方法ともいえます。

加盟者を募集しているフランチャイズ本部の情報が多く掲載されており、かつ業種業態や投資資金、加盟者の属性等によって希望にマッチするフランチャイズ本部を検索することができるため、加盟希望者から見ると使い勝手はとてもよいです。

また、専門会社が検索エンジン対策を施しているため、フランチャイズに興味がある人の多くが情報収集に活用しています。

掲載料はリスティング広告よりも高くなる傾向にありますが、早期に加盟者を増やしたい場合には、活用を検討するとよいでしょう。

フランチャイズ関連のイベントや展示会

フランチャイズ本部と加盟希望者のマッチングを目的イベントや展示会に参加する方法です。

フランチャイズ加盟を希望する多くの方々と直接出会うことができる点は、他の方法にはないメリットといえます。

フランチャイズ市場が拡大を続ける中、フランチャイズ関連イベントや展示会も増加しています。イベント・展示会によって優劣が明確化している印象がありますし、参加する加盟希望者の属性も異なります。
そのため、事前調査をしっかりとした上で参加するイベント・展示会を決定するとよいでしょう。

店先広告

店先広告は、フランチャイズ本部がすでに運営している店舗の店先に広告(募集要項)を出す方法です。

店先広告の良いところは、すでにそのお店を利用したことのあるユーザーに直接アプローチできるので、その他の広告よりもイメージがしやすいといえます。

この広告をうまく活用し、展示会への参加を促したり、経営体験のようなイベントを実施したりすることで、まだそこまでフランチャイズへの興味が強くない人や、実際に目で見て体験して判断したいユーザーには効果的な方法です。

必ずオフラインへと繋がっていくことを最大限に意識する

フランチャイズ本部とフランチャイズ加盟店はビジネスパートナーになりますので、ネット上で手軽く契約して、一度も合わずにお付き合いが始まるというものではありません。

どんな広告を使っても、どんな戦略を使っても、必ず「オフライン」へと繋がります。

どんな人に興味を持ってもらいたいか、どの段階の人(いますぐ加盟したい人なのか、サラリーマンなのか等)に興味を持ってもらいたいかなどによって広告媒体を決め、ユーザーに合わせたコピーや掲載内容を決めることで、その広告の反響率が高くなります。

本部が伝えたい情報ではなく、加盟に興味があるオーナーが知りたいことをいかに予測できるかが、加盟を検討するオーナーにとっては誠実さや信頼を感じやすくなります。

フランチャイズ本部がパートナーとしてどんなオーナーを選ぶべきか、そして選ぶべきではない人についても詳しく書かれた記事がありますので、ぜひそちらも併せてご覧ください。

フランチャイズ本部がパートナーとして選ぶべき人・選ぶべきではない人

 

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