フランチャイズ本部の加盟店開発等をサポートする株式会社アセンティア・ホールディングスは、複数ブランドのフランチャイズ加盟経験をもつ“マルチフランチャイジー”とフランチャイズ本部をマッチングする商談会に、スタートアップのフランチャイズ本部が費用負担無しで参加できる「スタートアップ枠」を設けることを発表しました。
フランチャイズ支援の株式会社アセンティア・ホールディングス(本社:神戸市、代表者:土屋 晃)が、オンラインで開催している「加盟店が主役のフランチャイズ商談会」は、全国から複数ブランドのフランチャイズ加盟経験を持つマルチフランチャイジー経営者が参加している1対1商談タイプの商談会だが、2021年1月・2月そして4月に開催される同商談会に「スタートアップ枠」を設け、スタートアップのフランチャイズ本部が費用負担無しでプレゼンする機会を提供する。
プレゼンの前には同社の助言を受けプレゼン内容の改善も可能。プレゼン相手のマルチフランチャイジー経営者からのフィードバックも受けられる。
応募可能なスタートアップのフランチャイズ本部の定義は、1)FC開始から2年以内、2)加盟者数10件まで。限定3社、募集期間は2020年12月31日まで、詳しくはホームページで。https://www.assentia-hd.com/2020年12月15日 PR TIMES
スタートアップ期のフランチャイズ本部が百戦錬磨のマルチフランチャイジー(加盟企業)に事業提案出来る 3社限定無料
多くのスタートアップ期のフランチャイズ本部にとって、もっとも悩ましい問題が“加盟店開発”でしょう。特に、相性の合う “マルチフランチャイジー”と早期に出会えるかどうかは、フランチャイズ展開のスピードを大きく左右する重要なポイントとなります。
一般的に、複数ブランドのフランチャイズ加盟経験をもつ“マルチフランチャイジー”は、ビジネスモデルの優れたブランドであれば、当該ブランドで複数店舗の経営を目指す傾向にあります。1社と契約することで複数店舗の展開をしてくれるわけですから、本部としては効率がよいですし、経営が上手くいけば、他フランチャイズブランドでつながりのある加盟店経営者仲間を紹介してくれることもあるでしょう。
また、複数ブランドのフランチャイズ加盟経験があるわけですから、これまでの加盟経験を踏まえ、フランチャイズ本部に対して様々な提言をしてくれることも期待できます。
これらは、フランチャイズ本部としての体制が十分でないスタートアップ段階の本部企業にとって、大きなプラスとなることでしょう。
一方、マルチフランチャイジーとの出会いの場はそれほど多くありません。
また、仮に出会いの場があったとしても、このような加盟企業はフランチャイズ本部を評価する視点も一般的な加盟希望者より厳しくなりますから、すぐに加盟につながる可能性は高くはないかもしれません。
場合によっては厳しい意見を受けることもあるでしょうが、それが、フランチャイズ本部として成長していくための糧になるのではないかと感じます。
法人を加盟対象としているスタートアップのフランチャイズ本部は、このような機会を積極的に活用していくべきではないでしょうか。
なお、立ち上げ初期のフランチャイズ本部の加盟店開発について詳しく知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。