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全国のセブン店舗で生保販売が開始に。FC本部に求められるビジネスモデルの革新

コンビニエンスストア最大手のセブン‐イレブン・ジャパンが全国のセブン店舗で生命保険販売を開始すると発表しました。

コンビニエンスストアで生命保険の加入が可能になる。セブン―イレブン・ジャパンと保険大手のMS&ADインシュアランスグループホールディングスが組み、全国のセブン店舗で複合機を活用した生保販売を始める。生保が新型コロナウイルス禍で対面営業の機会が減る一方で、コンビニは社会インフラとしての重要性が見直されている。セブンは保険販売店の8倍という規模を生かし、生保販売の「新常態」を確立できるか。

出典: 生保販売、コンビニで、セブン、MS&ADと提携、規模、保険販売店の8倍。2020/06/12 日経MJ(流通新聞) 11ページ

コンビニで「生命保険を販売する」と言われても、ピンとこない方が多いのではないかと思います。
私もその一人ですが、これまでにない取り組みですから、その反応も当然のことでしょう。
この生命保険販売が新しい常識となっていくのか、今後の動向が注目されます。

思い起こせばこれまでも、セブンイレブンは過去にない取り組みに多くチャレンジし、その一部を、世の中の新しい常識として根付かせてきました。
例えば、記憶に新しい事例としては「コンビニコーヒー」があげられます。

コンビニコーヒーが登場したときには懐疑的な声が多かった印象ですが、気が付けば、世の中になくてはならない存在となっています。
コンビニコーヒーが根付いたことで、コンビニ全体の競争力も増した印象です。
積極的なチャレンジによりこれまでにない価値を創出し、自社はもちろん業界全体の価値を高めていくセブンイレブンの経営姿勢は、他のフランチャイズ本部のお手本になるものと感じます。

そもそも、フランチャイズシステムとは、本部が構築した“成功するビジネスモデル”を加盟者に提供し、その対価として加盟者から加盟金やロイヤリティを得る仕組みです。

ここで注意すべき点は、永遠に続く“成功するビジネスモデル”など存在しない、ということです。

どのようなビジネスモデルも、そのままの状態では、時の経過とともに時代遅れとなることは避けられません。
“成功するビジネスモデル”を商売のタネとしているにもかかわらず、そのビジネスモデルが時代遅れとなってしまっては、FC本部の商売が成り立たなくなってしまいます。

このような事態を避けるためには、これまでにない取り組みに積極的にチャレンジし、新しい価値を生み出し続けていかなければなりません。
セブンイレブンで生命保険販売を開始することも、新しい価値を生み出し、自社そしてコンビニ全体の競争力向上を実現するための取り組みの一環でしょう。

コロナ問題の影響もあり、過去に例のない環境変化が起きています。
フランチャイズ本部としては、このセブンイレブンの経営姿勢を手本に、自らの“成功するビジネスモデル”を革新し続けていきたいものです。