「加盟したい!」という人がいるので、小さくフランチャイズ化したいと考えています。
フランチャイズ化の可能性について相談させてください。
これは、先日弊社に相談に来られた飲食店経営者からいただいたご相談です。
お話を伺ってみると、地元では有名なお店でファンも多く、常連客から『フランチャイズ加盟させてほしい』と要望があったことから、フランチャイズ化の検討をはじめた、とのことでした。
ここ最近、同様のご相談が多くあります。
気軽に情報発信できる時代になり、SNS等を通じて経営者やお店のファンをつくりやすい環境が整ったことも背景にあるでしょう。
「フランチャイズ」というと「数百店舗展開を目指すもの」というイメージが強いですが、決してそんなことはありません。
当社の関係先にも、直営店1店舗、フランチャイズ加盟店2店舗の計3店舗体制の本部がありますが、加盟者と信頼関係を築き、しっかりとした経営をなされています。
今回のご相談者のケースでも、外部から見て「フランチャイズ化したい」と感じるほどに事業に魅力があるわけですから、十分にフランチャイズ化は可能とお伝えをさせていただきました。
ただし、小規模にフランチャイズシステムを活用しようと考えた場合、数百店舗を目指すフランチャイズ展開のような準備はしていられません。
この点がネックとなって、フランチャイズシステムの活用を断念される経営者も多いようです。これはとても残念なことです。
そこで、今回は「小さなフランチャイズ展開」を目指す経営者がおさえておくべきことについて考えてみたいと思います。