初期投資500万で出店可能な食パン専門店「パティシエが作ったパン屋さん」が千葉県内のフランチャイズ加盟店募集をスタートすることを発表しました。
株式会社クローバーホーム(千葉県成田市)は株式会社JIP(石川県金沢市)がフランチャイズ展開している「パティシエが作ったパン屋さん」(以下、パティシエパン)の千葉県マスターフランチャイズ契約を締結し、パティシエパン千葉県エリア本部として直営店1号店を成田市に3月OPEN、そして千葉県内のフランチャイズ募集をスタートいたしました。
「千葉県の皆様を美味しい食パンを通じて笑顔にしたい!」という熱い思いを持ってフランチャイズを募集致します。
■リスクを抑えた加盟パッケージ
「パティシエがつくった食パン専門店」というコンセプトのベーカリーショップでありながら、初期投資500万という低コストで出店できるフランチャイズモデルの「パティシエパン」となります。一番大きな投資となる厨房機器一式においては本部が月額10万円で貸し出すレンタル制を取り入れております。※購入またはリースも可能です。
オーブンは焼成中に温度が自動で切り替わるようにプログラミングしたスチームコンベクションを採用し、職人と同レベルの食パンを未経験者でも焼成できるオペレーションとなります。
ベーカリーショップの多店化にあたって鍵になったのは商品の品質と作業効率の両立でした。食パン専門店は生地から店内で仕込むのが一般的ですが「パティシエパン」ではしっとりとした食感に焼ける冷凍生地を開発し、一次発酵の作業をカットすることで仕込み時間を大幅に短縮しました。また、冷凍生地を使用することで製造数の管理がしやすく、焼き立てを提供できる仕組みを構築できたことも強みです。これが食パンの品質アップにつながり、リピーターを増やすポイントになっています。
これらにより職人、労働時間、投資におけるリスクなどを抑えた加盟パッケージを実現することができ、加盟店への大きなメリットを生み出すことに成功いたしました。
出典
2021.06.21 11:30 @Press
ベーカリーショップの概念を覆す「500万円開業モデル」 全国200店舗の出店構想を掲げ焼き立て食パン専門店を全国展開 いよいよ千葉県内フランチャイズ募集開始!
パン屋というと、多くの厨房設備が必要で、初期投資は数千万円単位となることが一般的です。この初期投資金額の大きさは、パン屋を開業する際の大きなハードルとなっていました。
その点、「パティシエが作ったパン屋さん」では、本部から加盟者に対して厨房機器一式を月額性で貸し出すことにより、加盟者の初期投資を抑制している点に特徴があります。
フランチャイズシステムを導入する本部は、他人資本を活用して出店に係る本部の資金負担を抑制し、店舗展開を加速させることを目的としているケースが多いです。
この点から考えると、「パティシエが作ったパン屋さん」のモデルでは、出店に係る本部の資金負担をそれほど抑制することができませんので、一般的なフランチャイズシステムと比較すると、店舗展開速度を加速させるには限界があることになります。
そのため、「パティシエが作ったパン屋さん」がフランチャイズシステムを導入する目的は、店舗展開速度を加速させることではなく、初期投資や開業リスクを本部と加盟者が分散して負うことで本部の身軽経営を実現するとともに、着実な成長を目指すことにあるのではないかと考えられます。
また、「パティシエが作ったパン屋さん」フランチャイズシステムが初期投資以外の一般的なパン屋の課題、具体的には
- 職人の確保、育成が難しいこと
- 労働時間が長時間化しがちなこと
の解決を目指している点も注目されます。
ただ迅速な多店舗展開だけを目指すのではなく、パン屋の課題解決のためにフランチャイズシステムを活用している点は、従来型フランチャイズシステムとは一線を画す点といえるでしょう。
新しいフランチャイズのあり方として、今後の発展が期待されます。
なお、フランチャイズ本部の立ち上げ方や成功のポイントについてついて詳しく知りたいかたはこちらのコラムをご覧ください。