店舗ビジネスの支援事業を手掛ける店舗流通ネット株式会社が、「大阪焼肉・ホルモン ふたご」を展開する株式会社FTG Companyと共同で、投資型・フランチャイズモデルの提供を開始することを発表しました。
TRNグループ 店舗流通ネット株式会社は、「大阪焼肉・ホルモン ふたご」を展開する株式会社FTG Companyと「FIP×店舗リースモデル」に関する基本合意を6月8日(火)に締結し、全く新しい投資型・フランチャイズモデル「FIP×店舗リースモデル」の提供を開始しました。フランチャイズ加盟者は、設備投資を含む出店資金の負担と店舗運営を両社へ依頼することにより、オーナー業に徹するのみとなり、外食業界への参入がより身近なものになります。
中略
新フランチャイズモデル「FIP×店舗リースモデル」とは
“一億総活躍”や“働き方改革”、“テレワーク”など従来型の働き方が見直され、副業・兼業を推進する企業が増加傾向にある中、飲食店経営も人気の業種のひとつです。一方、コロナ禍の影響で投資リスクや開業準備時間、運営時間の負担など飲食店経営のハードルは高いままでした。今回開始する新フランチャイズモデル「FIP×店舗リースモデル」は、店舗流通ネットが設備投資を含む出店資金を負担し、FTG Companyが店舗運営を担うため、加盟者はオーナー業に徹するのみとなり、外食業界への参入がより身近なものになります。
中略
インカムゲインからキャピタルゲインまで得られる新・投資型モデル
「FIP×店舗リースモデル」の加盟者(以下「FIPオーナー」)は、「大阪焼肉・ホルモン ふたご」の運営をFTG Companyに委託し、好立地物件の取得と設備投資は、出店支援を強みとする店舗流通ネットにすべて任せることができます。さらに5年間の契約期間満了後は上限1,000 万円でFTG Companyが加盟者から店舗を買い取るため、契約中のインカムゲインだけでなく、キャピタルゲインをも得られる新しい投資型フランチャイズモデルです。
FIPオーナーにとってローリスク・ローコスト・ローハードルなこのフランチャイズモデルは、飲食業に参入したい個人はもちろん、レバレッジのきいたビジネスを求める投資家、人材の採用・育成、労務管理といった店舗の運営に関するノウハウがない企業などにも幅広くご契約いただけます。(FIPとはFTG Companyが展開する「FTG Investment Program」の略)
出典
2021年6月22日 11時 value press
店舗運営不要、労務リスクを負わない 投資型・新フランチャイズビジネス~インカムゲインからキャピタルゲインまで得られる投資モデル~
フランチャイズシステムとは、本部が開発した「成功するシステム」を加盟者に提供し、加盟者はそのシステムを用いて事業を運営するものであり、基本的には、加盟者が「店舗投資」、「店舗運営」を行います。
一方、「FIP×店舗リースモデル」では、「店舗投資」を店舗流通ネット株式会社、「店舗運営」を「大阪焼肉・ホルモン ふたご」を展開する株式会社FTG Companyが行います。
加盟者からみると、通常では3,000万円程の投資多必要なビジネスを、加盟や物件にかかる手数料などの諸費用として900万円程度(物件によって変動)投資するだけで開業できる上、店舗運営は当該業態のプロである株式会社FTG Companyが行ってくれるメリットがあります。
一方、当該フランチャイズモデルには、本部、加盟者双方にとって注意すべき点もあるように思います。
まず、加盟者の視点で考えると、「仮に店舗の収益が赤字となった場合、その赤字をだれが負担するのか」について確認が必要でしょう。
加盟者が店舗の運営をしない以上、加盟者は店舗収益をコントロールしようがありません。仮に加盟者が赤字の全部または一部を負担することになっている場合には、その点を十分に理解したうえで加盟の意思決定をする必要があります。
また本部の視点で考えると、店舗投資や店舗運営のリスクを本部が負うことになるため、フランチャイズの最大のメリットである「他人資本の活用による投資負担低減・店舗運営リスク抑制」などの利点が薄まってしまうデメリットがあります。
どのような仕組みにも言えることですが、価値観が多様化する現代において、あらゆる人や企業にとって唯一最適な選択肢など存在しえません。
フランチャイズ展開やフランチャイズ加盟で成功するためには、本部、加盟者双方が、各仕組みのメリット・デメリットを正しく認識し、自らに最適なシステムを選択することが求められるでしょう。
なお、フランチャイズ本部の立ち上げ方や成功のポイントについてついて詳しく知りたいかたはこちらのコラムをご覧ください。